シートベルト警告灯が全席義務化へ

シートベルトを締めないで車を走行させると、警告灯が点灯する「シートベルトリマインダー」の全席装備義務化を国土交通省が決定しました。2020年9月以降の新型車から対象となるとのことで、シートベルトの着用率が低い後部座席での事故被害を減らすことが目的のようです。

現在、シートベルトの着用は全席において義務づけられていますが、シートベルトを締めないで車を走行させると警告灯が点灯し、警告音が鳴る装置が義務づけられているのは運転席のみです。助手席については、装備しているメーカーは多いですが、後部座席についてはほとんどが対象となっていません。後部座席でのシートベルト未着用で死亡事故になるケースは多くて、警視庁のデータでは2015年に後部座席に乗って死亡した152人のうちの7割がシートベルト未着用だったそうです。
装置の規制がなかったトラックとバスについても、2020年9月以降の新型車から、運転席と助手席での装置導入が義務化されるそうです。