車検切れ車をナンバー自動読み取り装置で取締り
国土交通省が、道路上で車検切れの車を判別して、その場で取り締まることができるシステムを公開しました。ポータブルカメラで車のナンバーを読み取り、パソコンで瞬時にデータと照合して車検切れかどうかを判別し、車検切れの場合には警察と連携してその場で取り締まる仕組みになっているとのことです。2018年度より本格的に導入されるそうです。実際に警告を受けた車は公道を走ることが出来なくなり、運転手はレッカー車を手配するなどし車を移動させなければなりません。
2016年度末時点で車検対象車は全国で約8000万台あり、そのうち約500万台が車検を受けずに、廃車の手続きも取っていないとのことです。車検を受けていない車の多くは放置されていますが、約20万台は車検が切れた状態で公道を走行しているそうです。これまで国土交通省は、車検切れをハガキで所有者に警告するなどしていましたが、応じない場合もあり、その場での取り締まりを実施することにしました。