第4のメジャー

世界の音楽市場では、3大メジャーレコード会社が6割のシェアを誇り、それ以外は独立系レーベルという構図になっているそうです。音楽配信サービスでは、レコード会社は配信事業者に楽曲を提供して、使用料を受け取っています。規模の小さい独立系レーベルは、配信事業者との交渉力が弱くなります。そこで、これら独立系レーベルに変わって交渉を請け負う、非営利の国際団体が存在し、この度、日本に上陸したとのこと。世界3大レコード会社が席巻する海外の配信市場で、日本の楽曲拡大を目指すそうです。この国際団体は、独立系レーベルの権利保護と支援を目的に設立され、現在約50カ国・780社と契約して配信事業者と交渉し、「第4のメジャー」の存在感を持っているとのこと。この国際団体の上陸で、アニメなど日本文化の人気を背景に、独立系レーベルの楽曲が海外に広く配信される可能性が出てきたそうです。昔の日本のアーチストは、海外進出というと言葉の問題も含めて、大きな壁があったような気がしますが、現代は世界進出も決して夢ではなくなっているのでしょう。

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