自動車メーカーの異業種提携
世界の自動車大手が、異業種との提携をすすめているそうです。既存の自動車技術と異なった領域でIT企業などと提携して、自動運転、環境規制強化、ライドシェア(配車サービス)などへの対応に力を入れ始めました。
ホンダはソフトバンクとともに、「感情エンジン」という人の感情を読み取るAI(人工知能)を車に搭載して、車が人間との対話で情報をやりとりする次世代自動車の実用化を目指し、トヨタは米国でAIの研究開発に巨額を投じ、配車サービスでも米ウーバー・テクノロジーズと資本業務提携しました。その他、フォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズ、フィアット・クライスラー・オートモービルズなども同様の動きをみせているそうです。
これらの背景にあるのが、既存の自動車メーカーが抱く、自動車産業の急激な変化に対する危機感であり、生き残りを賭けて各社しのぎをけずっているということなのでしょう。
確かに車自体の性能はもちろん、在り方においても、車が未来においてどういう位置付けになっていくのか想像出来ない部分が多いです。それは楽しみでもあり不安でもあります。車の安全技術が向上していくことはもちろん歓迎ですが、やはり車にはいつまでも自ら運転する楽しみがあって欲しいものです。