普通免許で125ccバイク
普通自動車免許で125ccバイク、いわゆる「原付2種」に乗れるようにする動きがあるそうです。現在では普通自動車免許を取得していると、50cc(原付1種)のバイクには乗れますが、125ccのバイクに乗ろうとすれば「小型自動二輪免許」が新たに必要になります。125ccバイクの免許取得について、全国オートバイ協同組合や日本自動車工業会などが2010年から「簡便化」するように警察庁などに要望していたそうです。そうしたなかで、経済産業省が規制緩和に向けて意欲を見せる発言をしたとのこと。全国オートバイ協同組合や日本自動車工業会などが、125ccバイク免許の規制緩和を求める背景には、若者の「バイク離れ」があり、免許取得の簡便化によって、もっと若者にバイクに乗ってもらおうという意図があるそうです。
私は16歳で原付、その後中型免許を取得してバイクに乗りました。北海道にツーリングにも行きました。しばらくバイクから遠ざかっていましたが、昨年、中古の100ccを購入して、久しぶりにバイクに乗ってみて、やっぱりバイクっていいなと感じました。それはノスタルジーや手軽さだけでなく、バイクに乗った時の研ぎ澄まされた感覚というか、細胞が目覚めていく感覚というか、これはバイクに乗ることによって生まれる独自の感性なのです。
バイクは生身をさらして走る乗り物ですから、それなりにリスクはあります。安易な規制緩和は問題があると思いますが、もっと多くの人、バイク離れしているという若い人たちにバイクの素晴らしさを知って欲しいと思います。バイクでしか味わうことのできないあの感覚、風をきりながら心が解き放たれていく感覚は、乗らなければ体験できない。バイクに乗れば、きっと新しい世界が開けると思います。